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昔は「窓際族」今は「リストラ」、以前は会社に残れましたが平成不況が続く今では会社を辞めざるを得なくなります。 そんなリストラや倒産で職を失った中高年者をターゲットにした商法と言うより詐欺です。
新会社設立のためにと出資者を募集し、出資した人には出資額に応じて部長、課長などの役職と年収が与えられると言う謳い文句です。
業務内容は、環境に関する商品の製造、販売で、世界に特許があるというものですが、実際の仕事は、出資者を募ることばかりです。
環境問題は悪徳商法でよく使われるキーワードて環境と言うだけで、聞いている人の警戒心が薄らぐといいます。
また、休眠会社を利用して、「管理職募集、経験者優遇」などと広告して、応募してきた人に「○○会社(一流企業)の子会社です」などと説明した上で「あなたのキャリヤなら重役、役員待遇でお願いすることになります」と言い、株の購入を勧めたり、役員の為の共済金やら会社設立の準備金など、適当な項目をでっち上げて出資を募ります。 そして、ある程度お金を集めたらドロンです。
以前、ゴールデン・インターナショナル・グループと言う会社が起こした詐欺は、1000人から30億円以上の出資金を出させて雲隠れしました。 中高年のなかなか職が見つからない心情と、「もう一花咲かせてやる」と言う心情を利用した詐欺です。 美味しい話には必ず裏があると思って、相手の内情を調べることです。
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商品先物取引とは、将来の価格を、今決める取引で、決済期限内に、売り買い、買戻ししたりする商取引で、売買した時の差金決済することで利益を得ようとする投資手段でもあります。
商品は、大豆、トウモロコシ、ガソリン、ゴム、コーヒーなど色々ありますが、取引したからと言って商品が手に入ると言うわけではありません。
また、代金の全額ではなく、その5〜10%位の「取引本証拠金」を取引の担保として預託して売買します。 つまり預託金(証拠金)の額に比較して約20倍もの大きな金額の取引を実際には、していることになりますので、大きな利益が期待できる反面、大きな損失になることもありますので、素人が気軽に手を出すことは大変危険です。
悪質な場合、先物取引の知識のない人に「元金は保証します」「必ず儲かります」「絶対に損はさせません」などと言って信用させて金を出させて無断売買し、しばらくすると「○○○万円の損が出た、すぐに追証(不足の追加金)を入れてくれ」とか「値が下がってきた、このままでは損をしてしまう、不足分の追証を入れてくれ」などと、損したくない気持ちにつけこんで、さらに金を出させます。
これを何度か繰り返します。 解約を申し込んでも「今解約すると大損する」などと言って返金を引き延ばし、気が付くと、数百万円、数千万円の損害になっていたりします。
もし、勧誘を受けたなら、先物取引の知識がない人は、ハッキリと断るべきです、素人が先物取引で儲けることはほとんどありません、曖昧な態度ではつけこまれるだけです。
商取引ですのでクーリングオフはできません、被害に遭ったなら弁護士などに相談を。 また、日本商品先物取引協会 でも相談に乗ってくれます。
http://www.nisshokyo.or.jp/index.html
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